笑わせる為なら、何を言っても良いのか?
古今東西、お笑い芸人には様々な人がいて、下品なネタで笑いを取ろうとする者が少なくない。
下品と一口で言っても、下ネタを定義するものではない。下品とは品の悪い事。劣った品物という事だ。
テレビは劣った笑いばかりを押し付けている。
他人いじり。しかも、素人をイジル事に寄って笑いを取る芸人が最近極端に増えている。
話術が下手なうえ、お笑いとは何かを知らない芸人しかいないので、そうなるのだろうが、笑いの世界に引き込むのが芸人であるはずなのに、他人や部外者を無理やり巻き込んで笑いを取ろうとする姿勢が見え見えである。
引き込むと、巻き込むは、同じ様に思えるかもしれないが、真逆である。自然に引き込まれる、と、無理に巻き込まれる・・・が、違うという事は誰でも判るだろう。
最近のテレビ芸人は全てが後者であり、無理やりなのだ。それが毎日、粗24時間テレビに出続けている。だから、それを嫌う者は一切テレビを見なくなるのだ。
第二次世界大戦後期、大艦巨砲主義は古いと言われた。現在、テレビはもう古いと言われている。
しかし、いずれも的を射てはいない。空母、艦上戦闘機、駆逐艦、潜水艦、輸送船が揃っていたなら、大艦巨砲を備えた戦艦の存在は恐るべきものであり続けただろう。しかし、丸裸となった為、戦闘能力を100%発揮できなくなっただけだ。現在のテレビも同じ、時代遅れであるとは思わない。馬鹿なディレクター、スポンサーがテレビというものを貶めている。只、それだけだ。まあ、たいして面白くない芸人ばかりと、歌と踊りの下手な素人歌手で朝から晩までというか、朝から翌朝まで番組を繋ごうという考えが時代遅れなのではないだろうか?もっと、上品な笑いと情報を提供する番組作りを考えれば、テレビはまだまだ見て貰える媒体のはずなのだが、しかし・・・既に、手遅れなのかもしれない。