一文作家になろう 10
- 木佐山礼次郎
- 2017年4月30日
- 読了時間: 2分
小説とは何なのか? 4
どんな文章を書くとしても、何らかのメッセージを発信していなければならないとは言え、それは非常に難しい事です。
メッセージを発信しようと思いながら書いても、読者に伝わらない事が多々あります。
ストーリーが不味い、表現が稚拙、その逆で複雑過ぎる、もしくはキャラクター設定をミスっている。のどれかが主たる原因でしょう。
そうならない為にも、まずは登場人物に命を吹き込んであげないといけないと思います。
そうしないと、メッセージが読者に伝わらないどころか、面白い物語は出来上がりません。
あり得ない人物が意味不明な事ばかりいう。そして、それが結末と繋がらない。
そんな、つまらない作品を何作も発表してしまうと、多くの読者に低評価され、☆一つ作品の山となり、やがて誰も表紙さえ見てくれなくなります。
以降、書く作品は文章ではなく、文字を羅列しただけのものと同様。
つまり、ゴミ。
読んでもらえない・・・とは、そういう事だと私は考えています。
そうならない為には、登場人物に呼吸をさせなければなりません。
“美佐子は息を深く吸い、しばらく貯めてからフゥー!と吐き出した。”
“美佐子は深呼吸した”
登場人物に命を吹き込むという話なので、呼吸させてみたのですが、前者は深呼吸が物語に深く関わっている時(何らかの決心をする瞬間とか)に私はよく使います。後者はさほど大した意味のない(ラジオ体操とか)普通の深呼吸です。こういった些細な違いの積み重ねにより、登場人物が生きてくるのだと私は考えています。只、使い方を間違えると、ウザくなったり、逆に薄っぺらくなったりするので注意が必要だと思います。
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