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一文作家になろう 8

小説とは何なのか? 2

 小説は自由形式。つまり好き勝手に書いて良いと私は理解していますが、熱意が有ればという大前提は外せません。更に、どれだけの熱意を注ぎ込んだとしても、読んで貰えないという危険性は付き纏うと思って書いています。

 であるが故、文章を長々と書いても意味がないと思います。

 コンパクトでありながら面白い小説を書こうと意識しています。

 出版ブームだった30年以上前とは違い、基本的に現代人はする事が増えたと私は分析しています。

 ゲームにラインに長話。勉強(もしくは仕事)家事、映画も観ないといけないし、音楽も聞かないと・・・まだまだ、する事はたくさんあるのでしょう。

 それらを全てこなすには、テレビを観たり小説を読んだりする時間を極限まで削らなければなりません。

 それら二つに多大なる時間を割いているのは過去の人です。

 悪く言えば“生きた化石”つまり老人・・・あれ?自分の事だった。

 まあ、私の事はさておき、小説が好きな人であっても同じで、色々としないといけないのです。

 そんな人に面白いかどうかも判らない50万文字ほどある小説を読んでくださいとは言えないでしょう。

 だから、ある程度のファンを獲得するまでは中編を書くべきだと考えています。

 ネットでもよく言われているように、電子書籍は2万~3万文字程度でまとめ上げるべきだという意見に私は賛同します。

 将来、多くのファンを獲得して人気作家となってから超大作を書けば良いのです。ヘビーユーザーなら超大作でも読んでくれるでしょう。

 それまでは、あまり長い文章を書くのは避けた方が良いと思います。

 そして、執筆に当たっては、自分が没頭できるほど面白いものを書かなければ売れないと思っています。

 自己満足という言葉があります。

 いい意味ではない様ですが、私はこれが基本だと思います。

 他でも書きましたが「自分が満足できないでどうする!」・・・と思っています。

 自身が満足できるまで仕上げてから発表すればいいのです。そこまでやるから、他人様も満足してくださるかもしれないと期待する事が出来るのです。

 その際、満足と妥協を混同しない事が重要です。

 妥協してしまったら、それこそ自己満足の為に発表した作品という事になり、誰も面白いと言ってくれないと私は考えています。

 重要なのは自分に溺れず、更に妥協せず、楽しみながら書く事。そうすれば、必ず名作が出来上がると私は信じて止みません。

                   小説とは何なのか 3に続く

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