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一文作家になろう 6

登場人物の性格設定 2

 登場人物の言葉遣いにも、かなりの配慮が必要だと、つくづく思い知らされます。

 例えば、実社会に於いては、関西人であっても日常は標準語で話し、ときどき関西弁が混ざる人が多い、いや、殆どです。

 映画やドラマのように、終始バリバリの関西弁で押し通す人を私は見たことがありません。

 テレビのバラエティ番組では、終始関西弁で話すお笑いタレントを見掛けますが、意図的に関西弁を多用しているとしか思えません。

 いわゆる役(キャラクター)を作っているのです。しかし、これが実に良いお手本となります。

 小説に関西人を登場させるとなると、やはり関西弁を多用させる必要があります。

 実社会に習って、そのキャラクターがたまにしか関西弁を話さないのなら、その人物が関西人だという設定自体が不要となります。

 最も、物語の中で、彼が関西人だったからこそ事件の謎が解けた。とか、逆に事件が起こった。など物語の鍵にしたいのであれば、その人物が関西人である事を隠す必要性があり、かなり高度なテクニックと描写が必要となります。

 更に、気の弱い青年なのに、ガラの悪い大阪弁を使うという事は実社会では多々ありますが、小説内では興ざめです。最も、それを逆手を取り、そのギャップを面白さに使うというのであればOKでしょう。

 関西弁に限らず、方言の使い方に気をつけないと、せっかくの作品の値打ちが下がります。

 そんな、もったいない事にならないように、方言は気をつけてお使いくださいまし。

 私的には、登場人物の全員がアナウンサーのように綺麗な標準語で話すのも如何なものかと思う一方、キャラクターにより言葉遣いを変えるのは、本当に難しいと痛感させられながら、出来るだけ日常に近い、標準語ときどき方言というナチュラルな形で小説を書きたいと思っているのです。(でけてへん!でけてへん!無理無理!)

「と、いう事で、まあ、今日はこれくらいにしといたらぁ!」

 
 
 

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