一文作家になろう 4
- 木佐山礼次郎
- 2017年3月16日
- 読了時間: 2分
世界観
小説を書く時は、あらかじめ世界観を決めなければなりません。
世界観とは?・・・世界を全体として意味づける見方。・・・ではないだろう。
人生観よりも包括的。・・・でもなく。
単なる知的把握にとどまらず、より直接的な情意的評価を含む。・・・なんのこっちゃ?辞書を引いても訳が分かりません。
ただ、小説を書くにあたって、世界のどこからどこまでを描くかを決めておいた方が無難です。
その範囲は、作者が自由に決めて良いのです。
あなたの世界なのですから。
感動できるクライマックスが用意出来るなら、東京の片隅で暮らす主人公の周辺を細かく描写し、長野で暮らす両親も細かく描きながら、沖縄に居る恋人をサクサク描くなんて手法であっても良いと思います。
しかぁ~し、それを誤ると、面白くない作品になります。
例えば学園ものを書きたいと思った場合、
学校、主人公のいる教室、主人公の家、主人公の部屋、公園、主人公の親友の部屋、主人公の彼女の部屋・・・等々、描写すべき世界はたくさんあります。そんな作中、主人公が道で子犬を見つけるシーンを描きたいと思った場合、その道は単なる道で充分です。子犬とその周辺のみ細かく描写してもかまいませんが、学校からどれくらい離れているとか、道幅がとか、昔ながらのタバコ屋があってなどは必要ありません。単に学校からの帰り道で良いはずです。後、必要ならば、季節、時刻を読者に判らせる描写くらいでしょう。しかし、これが推理小説であるのなら、事件とは関係なくても、ブラフと成りえるので書いてもかまいません。
つまり、その小説がどんな小説であるのかにより、描写すべき世界観が変わるのです。
それをわきまえたうえで、あなたの世界を文章に変換しなくてはなりません。
自信があるなら、学園ラブコメディの世界観を宇宙まで広げても良いんです。ただし、矛盾を起こさない、破綻させないという難題は最後まで付き纏いますが・・・と、偉そうに言ったものの、私自身もできていません。(できていたら、一文作家のままではないはず)
ただ、大切なことは、小説の中の世界を意識し、自分も浸り、楽しみながら書く事だと私は思います。
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