一文作家になろう 3
表紙を作ろう
キンドルで出版するとなると、全て自分でしなければなりません。
多くの方が言っているように、そしてキンドルヘルプにも書いてあるように表紙は重要です。
まず、目を引くものを作らないといけません。だから、早くに取り掛かっても早過ぎるという事は無いのです。
もちろん、アウトソーシングという手もありますが、海の物とも山の物ともつかない自分の文章に、そこまでする必要があるかどうか天秤に掛けるべきでしょう。
結果、私は自分で表紙を作成するという結論に達してしまったのです。
そして、小説を書き始めた段階で、同時に表紙作成にも取り掛かります。
早いと言うなかれ!
この段階で表紙作成に着手するのには多くの意味があるのです。
1.自分のテンションアップと維持の為。
文章を書くだけでなく、画像を作成する事により、やる気がアップします。更に書き続ける力にもなるのです。
2.物語のポイントの絞り込みが出来る。
表紙は、その作品の象徴です。どんな小説を書きあげるのか?と、どんな表紙にするのかはリンクしています。寄って、この段階で表紙作成に取り掛かる事により、本の全てが確立するのです。満足できる表紙が完成したなら、もう本は書き上がったも同然です。とはいえ、私の場合は本文が出来上がっても、表紙が完成していない事も多々ありました。数種類の構想があり、なかなか絞り込めなかったのです。
3.作品を見詰め直す事が出来る。
2の裏返しですが、表紙作成を行っている間に『本当にこの小説は、これで良いのだろうか?』と自問する事があります。作品と自分自身を見詰め直すチャンスが与えられるのです。そして、小説に欠落している部分がある事を発見出来たりもします。
4.気分転換になり、とにかく楽しめる。
アマチュアとはいえ、小説を書いている間、ずっと楽しいなどという事はありません。気が乗らないとか、壁にぶち当たった。メビウスの輪の虜になってしまいそうだ。破綻寸前だ!などという事もあります。
そんな時、一旦小説から離れ、同じテーマである表紙作成に没頭する事により、何かを得る事もあるのです。
上記の理由から、表紙作成は早期に取り掛かる事をお勧めします。
そして何より、それも楽しむ。
継続は力なり!とは言うけれど、楽しさこそが継続の力だと私は考えています。
楽しく小説を書き、表紙造りを楽しむ。
それが最も重要だと、私は思っているのです。